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2006年11月21日

ヒューザー小嶋進氏裁判傍聴記

昨日行ってきた、ヒューザー社・小嶋進氏(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E5%B6%8B%E9%80%B2)の裁判の傍聴記です。
小嶋氏はなぜ逮捕されたのかと言いますと、
グランドステージ(GS)藤沢を耐震強度偽装を知りつつマンションを引き渡したという詐欺罪です。
ヒューザーとイーホームズ(小嶋氏と藤田氏)は2005年10月27日、
ヒューザー本社にて偽装物件についての会議を開くわけですが、
その席上でGS藤沢の名前が出たかどうかが争点になっています。
なぜ藤田氏が証人に立つといい始めたのかというと
「私の証言によって、平成17年10月27日にヒューザー本社で行った会議の席上での発言内容について作成された調書において、東京地検が「偽証教唆」を行なったことの罪を認識してもらいたいと思います。(mixi)」ということだからだそうです。
つまり、この日、10月27日の会議の席上で小嶋氏がGS藤沢の名を出していなかったことを証明しようということです。
そうすれば裁判の展開は大きく変わり、無罪になるであろうと言う事だそうです。
この2005年10月27日、藤田氏を始めとしたイーホームズ側は会議内容をICレコーダーに録音する予定でした。
しかし、それを忘れてしまったためにメモを取りました。
この日のメモも大きな争点の一つになっています。
前回、今回とこのメモを取った一人、イーホームズ元危機管理室長のM氏が
当時の状況を立証するために証人として出廷しています。
今回はその続きです。

発言を聞き漏らしたり等あり、完全なものではありません。
判りづらい部分もあると思いますが御了承ください。

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今回も前回同様に入念なボディチェックがある。
男性は荷物を全部預ける。
携帯電話なども預け、荷物の中も検査。
金属探知機で全身チェックされる。
姉歯氏裁判も同様に検査される。
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小嶋進氏裁判 104号法廷 
13:15開廷が打ち合わせのため13:30開廷
傍聴人入廷前、藤田氏が証人に出廷しようと来るも、駄目だったらしく
傍聴人の列に並ぶ。
今日の弁護側の証人質問は前回に続きイ社元危機管理室長M氏。

その質問に先立ち小嶋氏弁護人の安田先生が
「藤田さんを証人として調べて欲しい。ヒューザーとイーホームズの会合の席上、グランドステージ藤沢の名が出ていない。それについて虚偽の調書を取られた。耐震偽装事件は国策捜査であることを立証したいと藤田さんは言っている。藤田さんの後にMさんを。公正に裁判を進める上で、極めて異例だが。藤田さんもMさんも同じ検察官が調書を作成した。二人、それぞれに違う調書を作られた可能性がある。藤田さんはこの先、6人目の証人として呼ばれる予定だったが外された。藤田さんの真実の告白・告発があるとMさんの証言が覆る恐れがあるので、証人申請から消えてしまっていた。事件の実態、真実解明のためにも、いま、藤田さんをここに呼ぶのは妥当である」

検察応戦「いま弁護人が言った事は事実無根」

裁判長「裁判所は今日予定している尋問を変えるつもりはない。だが、今後検討はする」

上記中に検察と安田先生とで激しいバトル。
検察、第1回目の「意義あり」

安「騙して藤田さんの調書を取ったんでしょ。こういう誤導はやめるべきです」
裁判長「できるだけ早く・・・・しますので(困惑)」

M氏入廷。
人定質問・宣誓は前回済ませている。
小嶋氏弁護側からの尋問に以下の通り答えた。
・偽造発覚後、休みを返上して何人か出社していた
・アトラスの渡辺氏の情報提供
・イーホームズは法に基づいた計算を確認する機関なので実際の(建物の崩壊などの実証)耐震力は分からない
・平成17年10月24日、イーホームズに国交省の立ち入り。毎週月曜、朝9時から10時までの社長以下の経営会議を中止して査察の準備をした。藤田社長には9:15に国交省から連絡が入り、10:00に立ち入りした。こんな急な査察は今までになく、初めてだった。国交省の建築指導科の係長など4名が8時間にわたり調べた。
・同日の昼頃、社長室で構造計算書の改竄がどのくらいあるのかという状況報告をした。
・アトラスの渡辺氏からではなく、イーホームズの内部監査で偽装が見つかったことにしようと藤田さんが言った。個人名を出すのはまずいと言った。その事については疑問に思わなかった。
・姉歯さんは「グランドステージ北千住は私が設計した」と言った。その言葉により私は構造計算書を偽装したと思った。
・10月26日に藤田さんから国交省に連絡をしたと言う、物件名の書かれていないメールが来た。
・10月27日、ヒューザー側に赴いたとき、録音機材を忘れた。社長が持ってくると思っていた。
・同日の会議上でGS藤沢と言う名を具体的に聞いた記憶はない。個別物件について1つ1つ名前は出していない。物件名を確認することよりも、公表されていない物件もあるだろうから調査して欲しいとイーホームズが主張する会議だった。・・・余り記憶が定かではない。

(10分休憩)

検察の尋問。
最近、藤田氏と会ったり連絡を取ったか?と言う問いに
・2週間前、藤田氏は○○に新しい事務所を移し、ほかの物件の訴訟の打ち合わせのために会った。
今回の構造計算書偽装について話は?
・藤田氏は個別の物件名云々についての虚偽の調書を取られたので、陳情書を裁判所に出したと聞いた。
その後、藤田氏から連絡はあったか?
・陳情書についてはない。ほかの訴訟物件についてはあった。
藤田氏が話したい内容とM氏の話したい内容について協議したことはあったか?
・それはないが、ネットなどに色々とアップしている物を見た感想を聞いてきた。ただ、私の発言については気にしていた。
・今日は出廷前にも急に控え室に入ってきて、頑張ると言っていた。びっくりした。

小嶋氏側弁護人の尋問。
・先週木曜に一回、30分程度検察に呼ばれた。前回発言内容の訂正、打ち合わせ。担当はS検事。その時に藤田氏から貰った(小嶋裁判の証人にするようにとの)上申書があるが、どうすれば良いかと検事に見せた。
・イーホームズのマスコミ対策の打ち合わせでは個別の物件名は出た。
・N証言は私の記憶とは違う。

裁判長「藤田氏からその陳述書(上申書)を貰ったのか?」
M「はい」
弁護士「10月27日作成メモに物件名の記載はセントレジアス船橋以外にはありませんね?」
M「はい」

安田先生が「反対尋問の最中に証人を検察が呼んで調べるのはおかしい。許されるはずはない。反対尋問権の侵害ではないか。」
というのを皮切りに検察と喧嘩に。
裁判長は「やめなさい!やめてください!」と叫んでいました。
裁判長「確認の意味で証人と検察が接触するのは程度問題」
安「証人と検察の接触を認めるんですか?!途中で呼び出す行為そのものが証人の心を圧迫している。程度問題じゃない」
検「191条3にある通り。弁護士独自の見解である。打ち合わせするのは当然」
安「主尋問が終わるまでやらないのが当然だ。公正さを守らぬような検察官の意見など聞きたくありません!」

安「裁判官3人の忌避を!」発言も。しかし、却下されました。

・・・以上のようなやり取りが続きました。
今回の「意義あり!」は全部で3回。
最後にもう一人の証人のヒューザーのI氏が出廷、今回は時間がないので人定質問と宣誓に留まりました。
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藤田氏はこの日の裁判についてmixiでこう触れています(一部抜粋)

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「毛利裁判長の罪・・・」
世界で一人しかいない、去年10月27日の、ヒューザー本社での会議における発言内容と、今年の3月下旬に行なわれた、東京地検刑事部による「偽証教唆」の証言が出来る僕(ぼく)を、先日20日の裁判に証人として出廷させなかったことは、毛利裁判長の罪だと思います。
(略)
僕は、長い時間、証人控え室に控えさせられました。証人宣誓書まで書かせたくせに、結果として、証人として出さないと言う「あなた様の理由」を今度証人で出廷した際に、是非、一国民の私が正しく法律を知るように、どうか分りやすくご教授をお願い致します。私は多分馬鹿ですから、手続き的な議論ではなく、憲法に基づいて出廷させなかったあなた様の理由を教えてください。
(後略)
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4月までの裁判日程。全て午後1:15開廷。()内は法廷番号。
1月11(103)・25日(102)、2月15(104)・27日(102)、
3月15(以降104)・27日、4月13・26日

参考:構造計算書偽造問題 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A7%8B%E9%80%A0%E8%A8%88%E7%AE%97%E6%9B%B8%E5%81%BD%E9%80%A0%E5%95%8F%E9%A1%8C
藤田東吾 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E7%94%B0%E6%9D%B1%E5%90%BE
藤田氏youtube http://www.youtube.com/profile?user=moondrop1961
あっとおどろく放送局 http://www.odoroku.tv/knowledge/fujitatohgo/index.html
スポーツ報知 http://hochi.yomiuri.co.jp/feature/topics/false_quakeproof_data/index.htm








posted by ひらりん at 21:59| 埼玉 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 耐震偽装事件 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。

傍聴記の貴Blogへのご掲載とご連絡ありがとうございます。

安田被告側弁護士が「藤田さんを証人として調べて欲しい。・・・藤田さんはこの先、6人目の証人として呼ばれる予定だったが外された。・・」と陳述されてますから、これは以下のような状況ということでしょうか?

(1)検察側が藤田さんを6人目の検察側証人として呼ぶつもりだったけれど証人からはずした。

(2)それで、安田弁護士が「今ここで被告側証人として藤田さんに証言させて欲しい」と証人申請した。

(3)検察は異議を唱えた。

(4)裁判長は「今日は藤田さんの尋問はしないけれども、今後の公判で、早急に、藤田さんを証人として呼ぶ方向で検討する」とした。

後半掲載をお待ちしています。どうか、よろしくおねがいします。

追記

傍聴は抽選になりましたでしょうか? それとも無抽選で傍聴できたのでしようか?前者なら、倍率はどのくらいでしたでしょうか?

質問ばかりですみません。m (_ _)m。
Posted by 『耐震偽装と報道責任』管理人 at 2006年11月22日 01:40
こんばんは。コメントありがとうございます。
1〜4で概ね間違いありません。
検察が異議を唱えた、そのような事実はないとしたことは「藤田さんもMさんも同じ検察官が調書を作成した。二人、それぞれに違う調書を作られた可能性がある。」という事についてです。
私の記述が曖昧で済みません。
ただ、裁判長は藤田氏を証人として呼ぶことについては消極的なようでした(私の主観です)。

当日は先着順でした。
傍聴席70で全員が座れたと思います。

Posted by ひらりん at 2006年11月22日 02:34
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